「夏の終りの信州の月」 


 ジーンズのポケットに         

 百円玉4つ              

 左手で確かめながら          

 電話ボックスに向かう         


 足元が明るいのは           

 夏の終りの信州の月が照らすから    
                   

 「僕はあなたを好きです」と言った時  

 君はシャーベットを作っていたんだってね